注意喚起: MetabaseのSQLインジェクションの脆弱性(CVE-2026-72898)に関する注意喚起 (公開)

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I. 概要

Metabaseは、2026年8月6日(日本時間)、同社製品であるMetabaseにSQLインジェクションの脆弱性が存在することを公表しました。本脆弱性にはCVE-2026-72898が採番されています。本脆弱性が悪用された場合、遠隔の第三者が認証なしで細工したリクエストを送信することで、Metabaseのアプリケーションデータベースに対して不正なSQLクエリを実行し、Metabaseの管理者権限を取得する可能性があります。

Metabaseによると、本脆弱性を悪用したゼロデイ攻撃が確認されています。海外では複数の組織が本脆弱性を悪用した被害を公表しており、2026年8月2日(タイムゾーンの記載なし)には本脆弱性が悪用されていたと公表する情報も確認されています。また、本脆弱性を悪用する概念実証(PoC)コードとみられる情報も確認されているため、今後も脆弱性を悪用する攻撃が広がる可能性があります。

同製品を利用している場合、開発者が提供する情報を参考の上、早急な対策を実施してください。また、脆弱性の影響を受けるエンドポイントがインターネットからアクセス可能であった場合は、侵害有無を調査の上、侵害を受けた可能性がある場合は、必要な対処の実施をご検討ください。

Security update available for Metabase - Please upgrade now

SQL injection using an unauthenticated endpoint leading to admin access

II. 対象

Metabaseによると、次のバージョンが本脆弱性の影響を受けます。

Metabaseは、58系より前のバージョンは本脆弱性の影響を受けないとしています。また、Metabaseによると、Metabase Cloudの環境では本脆弱性の対策はすでに実施済みとのことです。

III. 対策

Metabaseが提供する最新の情報を確認し、本脆弱性の修正を含む最新のバージョンを適用してください。

IV. 回避策

Metabaseは、直ちにアップデートを実施できない場合の一時的な回避策として、次のエンドポイントへのアクセスを、ネットワーク機器などで遮断することを案内しています。

V. 侵害調査および対処

Metabaseは、次のエンドポイントをインターネットからアクセス可能な状態で運用していた場合には、アップデートのみで対応を完了せず、侵害有無を確認することを推奨しています。

Metabaseによると、確認された攻撃では、次のような一連のアクセスが確認されています。Metabaseやネットワーク機器のログで、次のパターンの通信が続けて確認された場合、当該Metabaseが侵害されている可能性が高いとしています。

- POST /api/session/reset_password へのアクセス(HTTPステータスコード400)

- GET /api/user/current へのアクセス(HTTPステータスコード200)

Metabaseは、本脆弱性により侵害された可能性がある場合には、ユーザーセッションやAPIキー、管理者アカウントなどを確認するとともに、接続先データベースの認証情報を変更することを推奨しています。また、Metabaseや接続先データベースのログを確認し、不審な操作やアクセスがないか確認してください。

Inside the Metabase SQLi: Exploited in the Wild

SQL injection using a publicly shared dashboard leading to admin access

※ Metabaseは、2026年8月6日(日本時間)、別のSQLインジェクションの脆弱性(CVE-2026-72899)に関する情報も公表しています。JPCERT/CCは、本脆弱性の概念実証コードとみられる情報も公表されていることを確認しています。詳細は、Metabaseが提供する最新の情報を確認してください。

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